全体の感想としては
『ダークな雰囲気で斬新な要素が豊富な上バランスも取れている傑作』といったところでしょうか。
まだ15時間程度では有りますが、育成や武具集め、探索等どっぷりとはまれる要素は多数あり、
その点だけとってみてもダンジョンRPGとしてはかなり満足。
更に雰囲気や斬新なシステムも有りつつ、それらがうまい具合にまとまっているという
実に素晴らしいタイトルになっています。
もちろん細かい不満もありますが・・・
細かい感想は続きから。

▼キャラメイク、育成関連 キャラメイクに関しては複数の見た目から選択するタイプ。
見た目に関して細かいメイキングはできない。
(8ジョブ×男女×3パターン-α=たぶん42)
しかしながらフレーバーテキスト(説明文)、性格、育成傾向等々他に選択できる項目は多数あり、
キャラメイクの自由度は結構高めです。
武器種に関してもかなり豊富。
育成に関しては「キャリーオーバー」というシステムが大活躍。
敵を倒した際にすぐに経験値を手に入れられない代わりに、最大3倍の経験値を持ち越せるというもの。
持ち越し中に戦闘から逃げたり負けたりすると貯めていた全ての経験値を失うので、
強い敵にうっかりぶつかると「あちゃ~」って気持ちになる。
レベルに関しては最高が99だが、そこは日本一ソフトウェア。
「魂移し」という転職を繰り返し強くなるシステムが導入されています。
武具に関しても合成でかなり強く出来る。
心ゆくまで育てるが良いうという感じですな。
▼ダンジョン、戦闘関連 ダンジョンは中に結構NPCがいたり、
一部の壁が壊せたりとかなり賑やか。
敵に関してもシンボルエンカウントのため画面的にも賑やかです。
戦闘は「複数人配置できる結魂書×5」というパーティ。
1人しか配置できない結魂書を5つ用いれば5人パーティですし、
6人配置できる結魂書を5つ用いれば30人パーティになります。
ただし、攻撃できるのは各結魂書3人までで、他はサポーターという位置づけに。
また結魂書毎に専用の魔法が配置されていたり、
ステータス補正や経験値倍率が設定されていたりと編成にはかなり頭を悩まさせられますな。
そして、パーティが増えたことにより攻撃時間が若干長く・・・。
敵の細かい全体攻撃なんかも「一気に全体ダメージ」ではなく「一人一人順番にダメージ」なので、
全体攻撃持ちの敵が多数出ると少しイライラするのもまた事実。
その辺に関しては戦闘高速化などのシステムを入れてもらえると嬉しいなぁ。

ということで最初に述べたとおり全体的にはかなりの傑作。
感想では世界観について触れませんでしたが、
エロスと残酷さの漂う世界観が嫌いでなければ是非とも手に取ってほしいタイトルになっています。
(現状いまだに品薄のようではありますが)
物語量も結構多めですよ。